今回は、雪害による雨樋工事と破風板の板金巻工事を行いました。
お客様からは、積雪や雪の落下によって雨樋に負担がかかり、変形や破損が見られるようになったため、今後の雨や雪に備えてしっかり直しておきたいとのご相談をいただきました。
現地を確認すると、雨樋にはズレや変形が見られる箇所があり、屋根からの雨水をきちんと排水するためにも補修が必要な状態でした。
また、雨樋工事にあわせて破風板についても施工を行い、既存の破風板は撤去せずそのまま利用し、その上から板金を巻いて仕上げました。
既存部分を活かしながら、雨樋の機能回復と破風板の保護を行った施工事例をご紹介します。
目次
目次
■ 工期について
工事までの流れ
① 現地確認・施工前の状態
② 実際の工事内容
③ 完成・最終確認
まとめ
■ 工期について
今回の雨樋工事・破風板板金巻工事の工期は約1週間です。
高所での作業となるため、必要な足場を設置し、安全を確保しながら各部の状態を確認して施工を進めました。
工事までの流れ
① 現地確認・施工前の状態


施工前に建物全体の雨樋を確認したところ、一部に変形やズレ、傷みが見られる状態でした。
雪の重みや落雪の影響を受けたと考えられる箇所もあり、雨水をスムーズに流すためには雨樋を整える必要がありました。
また、破風板についても外部に面しているため、長年にわたり雨や風、紫外線などの影響を受ける部分です。
今回の破風板は既存部分をそのまま利用できる状態でしたので、すべて撤去して新しくするのではなく、既存の破風板を下地として活かし、その上から板金で包む方法で施工することにしました。
建物の状態に合わせ、使える部分は活かしながら必要な箇所をしっかり補修していきます。
②実際の工事内容




まず、既存の雨樋や取り付け部分の状態を確認し、施工に必要な箇所を整えていきました。
雨樋は屋根から流れてくる雨水を受けるため、位置や勾配が重要です。新しく取り付ける際には、雨水がスムーズに集水器や竪樋へ流れるよう、全体のバランスを確認しながら施工しました。
竪樋についても建物に沿って納まるよう取り付け、排水までの流れを整えていきます。
そして今回は、雨樋工事とあわせて破風板の板金巻も行いました。
既存の破風板は撤去せず、その形状に合わせて板金を加工し、上から覆うように施工していきます。
板金で破風板を包むことで、直接雨風にさらされにくくなり、今後の劣化を抑える効果が期待できます。また、塗装だけで仕上げる方法とは異なり、板金そのものが破風板を覆うため、外部からの影響を受けにくい状態になります。
建物の角や継ぎ目なども形状に合わせて納め、雨水が入り込みにくいよう細部まで確認しながら施工しました。
③ 完成・最終確認

施工後は、新しく整えた雨樋の取り付け状態や接続部分、竪樋までの排水経路を確認しました。
雨樋が建物に沿ってきれいに納まり、雪害によって傷んでいた部分も改善されました。
破風板についても板金で覆ったことで、外観が引き締まり、すっきりとした仕上がりになっています。

既存の破風板をそのまま活用しながら板金で保護しているため、必要以上に撤去することなく、今後の雨風や雪への対策につながる仕上がりとなりました。
雨樋・破風板ともに、見た目だけでなく機能面も確認し、工事完了です。
まとめ
今回は、雪害によって傷んだ雨樋の工事と、既存の破風板を利用した板金巻工事を行いました。
雨樋は雪の影響を受けやすく、見た目には小さな変形でも、勾配の乱れや接続部分のズレによって排水に影響することがあります。
また、破風板は建物の高い位置にあるため普段は状態を確認しにくい部分ですが、雨樋工事や足場を設置する工事のタイミングで一緒に確認しておくことも大切です。
今回は既存の破風板を活かし、その上から板金を巻くことで、外観を整えながら今後の劣化対策も行うことができました。
雪害による雨樋の変形や破損が気になる場合は、被害が広がる前に状態を確認し、建物に合った方法で補修することが大切です。
今後も建物の状態に合わせて、見た目だけでなく機能面も考えた施工を行ってまいります。